
- 生没
- 1445年?~1523年
- 出身
- チッタ・デッラ・ピエーヴェ
- 没地
- フォルテニャーノ
- 師匠
- ピエロ・デッラ・フランチェスカ
ヴェロッキオ - 弟子
- ラッファエッロ
概要
ペルジーノは、15世紀から16世紀のイタリアの男性、画家。
作品
年表
1445年
この年頃、ペルージア近郊チッタ・デッラ・ピエーヴェに生(1446年、1448年、1450年)。
1498年
ラッファエッロが弟子になる(1500年)。
1504年1月25日
ミケランジェロの「ダヴィデ像」完成し、この日、その設置場所を決定するため、ペルジーノ、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、フィリッピーノ・リッピ、ジュリアーノ・ダ・サンガッロ、アントーニオ・ダ・サンガッロ・イル・ヴェッキオなどによる設置委員会開かれる。
1523年2月
ペルージア近郊フォルテニャーノで死(1523年3月)。
肖像
聖母被昇天 Assunzione di Maria della Sistina
- 作者
- ペルジーノの模写
- 所蔵
- アルベルティナ美術館
概要
「聖母被昇天」は、ペルジーノが1481年に制作したシスティーナ礼拝堂の壁画の、ピントゥリッキオの一門による模写とされている作品。現在はミケランジェロの「最後の審判」が描かれている場所には、1536年頃までこのような絵が存在していた。

依頼主の教皇シクストゥス4世の姿が描き込まれていたため、1478年のパッツィ家の陰謀で父ジュリアーノ・デ・メディチを殺害された教皇クレメンス7世はその報復として、「聖母被昇天」を破壊し、ミケランジェロに依頼したのではないかと言われている。ミケランジェロが当初出していたペルジーノによる祭壇画を残す案も、教皇は拒絶している。

題材
外部リンク
参考文献
『ロレンツォ・デ・メディチ暗殺』
聖ペテロへの鍵の授与 Consegna delle Chiavi
- 作者
- ペルジーノ
- 制作
- 1481~1482年頃
- 媒材
- フレスコ画
- 寸法
- 335 × 550 cm
- 所蔵
- システィーナ礼拝堂
概要
「聖ペテロへの鍵の授与」は、ペルジーノ作の絵画、壁画。

題材
別表記
聖ペテロへの天国の鍵の授与
外部リンク
参考文献
『ロレンツォ・デ・メディチ暗殺』
キリストの洗礼 Battesimo di Cristo
- 作者
- ペルジーノ
- 制作
- 1482年頃
- 媒材
- フレスコ画
- 寸法
- 335 × 540 cm
- 所蔵
- システィーナ礼拝堂
概要
「キリストの洗礼」は、ペルジーノ作の絵画、壁画。

別表記
Baptism of Christ
関連項目
外部リンク
参考文献
『ロレンツォ・デ・メディチ暗殺』
ロレンツォ・ディ・クレディの肖像 Ritratto di Lorenzo di Credi
- 作者
- ペルジーノ
- 制作
- 1488年頃
- 媒材
- テンペラ、板→画布
- 寸法
- 横30.5 cm、縦44 cm
- 所蔵
- ナショナル・ギャラリー・ワシントン
概要
「ロレンツォ・ディ・クレディの肖像」は、ペルジーノ作の絵画、肖像画。

題材
別表記
Portrait of Lorenzo di Credi
外部リンク
パヴィア修道院の祭壇画 Polittico della Certosa di Pavia
- 作者
- ペルジーノ
- 制作
- 1496~1500年
- 媒材
- 油彩、板
- 寸法
- 縦114 cm
- 所蔵
- ナショナル・ギャラリー・ワシントン
- 番号
- GROUP96
- 注文
- ルドヴィーコ・イル・モーロ
概要
「パヴィア修道院の祭壇画」は、ペルジーノ作の絵画。

公式サイト
外部リンク
愛欲と純潔の戦い Combattimento dell'Amore e della Castità
- 作者
- ペルジーノ
- 制作
- 1505年頃
- 寸法
- 横192 cm、縦156 cm
- 媒材
- テンペラ、板
- 所蔵
- ルーヴル美術館
概要
「愛欲と純潔の戦い」は、ペルジーノ作の絵画。




別表記
The Combat Between Love and Chastity
関連項目
外部リンク
参考文献
『ルネッサンスの光と闇』
『ルネサンス宮廷大全』
聖母被昇天 L'Assunzione della Vergine con santi e il cardinale Oliviero Carafa
- 作者
- ペルジーノ
- 制作
- 1506~1509年
- 寸法
- 横500 cm、縦300 cm
- 媒材
- テンペラ、板
- 所蔵
- ナポリ大聖堂
概要
「聖母被昇天」は、ペルジーノ作の絵画。ペルジーノが制作した祭壇画の中で最大のものとされている。

1503年にナポリ教区長就任を記念して、オリヴィエーロ・カラーファ枢機卿により依頼された。ローマ又はペルージアの工房で制作し、完成後にナポリへ運ばれた。元々はナポリ大聖堂の主祭壇に飾られていたが、その後修復を経て、右側の翼廊にあるバラバッロ礼拝堂(現ミラノ礼拝堂)へ移設された。1503年から始まる大規模な改修工事にも関与した重要な作品である。

8枚の板を接合して構成されており、ペルジーノに典型的な様式で二層構造になっている。上部には、音楽を奏でる天使たちに囲まれた被昇天の聖母が描かれている。下部には、ペルジーノの特徴であるウンブリア風の風景が広がり、前景には聖トマス、剣を持つ聖パウロ、枢機卿の肩に手を置く聖ヤヌアリウスなど使徒や聖人が描かれている。左側には、依頼者であるオリヴィエーロ・カラーファ枢機卿の祈る姿がある。ただし、その顔立ちはフィリッピーノ・リッピの「受胎告知とオリヴィエーロ・カラーファ枢機卿」やナポリ大聖堂の彫像とは異なり、このため一部の研究者は依頼者を誤ってジョヴァンニ・ヴィンチェンツォ・カラーファと見なした。

題材
オリヴィエーロ・カラーファ
聖母マリア
トマス
パウロ
天使
外部リンク
舞台
宝塚歌劇団宙組『異人たちのルネサンス―ダ・ヴィンチが描いた記憶』
本名
Pietro di Cristoforo Vannucci
外部リンク
ウィキペディア
アート at ドリアン
サルヴァスタイル美術館
Art cyclopedia
Web Gallery of Art
参考文献
『イタリア・ルネサンスの文化』
『新世紀ビジュアル大辞典』
『世界大百科事典』
『ボルジア家――悪徳と策謀の一族』
『メディチ家』
『読む年表・年譜 ルネサンス・フィレンツェ、イタリア、ヨーロッパ』
『ルネサンス宮廷大全』
『ルネサンスの女たち』
『ルネサンスの華』
『ルネッサンスの光と闇』
『ルネッサンス夜話』
『Lucretia Borgia』
『The Life of Cesare Borgia』
記載日
2005年5月29日以前
更新日
2025年3月16日